[ 勾玉雑学 ] 天然石の勾玉(パワーストーン) AAAとは?

[ 勾玉雑学 ] 天然石の勾玉(パワーストーン)の AAAとは?

パワーストーンと言う日本特有の造語ができ、ブームとなってからはかなりの年月が経ちました。 今やショッピングモールには必ずと言ってよい程パワーストーンのお店があり、ネット通販でも星の数ほどの店舗で、簡単に様々な石を入手ができる時代になりました。 これをご覧の方もインターネットでパワーストーンの購入を検討したり、実際に買ったりした事がある方もおられると思います。

そんな時代に私達がいつも感じるのは、この石の業界の方やいわゆるマニア層の方しかわからない事が依然多い気がします。
私達は少しでもわかりやすく、どなたでも気軽に買えて、石のパワーを借り、魅力を感じて欲しいとの思いから、一般の方が疑問に思う点や、注意すべき点を今後も掲載して行きます。
( [ 勾玉雑学 ] 勾玉の選び方 通販で購入時のポイント などもご覧下さい)


そして今回のお題は、実店舗でもネット通販でもよく出てくる
石の名前の後にくっつけて表記されている「ラピスラズリ AAA」などのAAAとは何の事なのか?をお話ししたいと思います。

あの連なっているAは何の事を言っているのか?

単純にAの数が多い程、その石のグレード(ランクと表記しているお店もあります)が上で、

同じ石の種類でもAの数が多い程「綺麗で値段も高い」

と思って下さい。

例えば シトリンAAA よりも、シトリンAA の方が高額である事はないのです。
あったとしたらそれは誤記か、お店のグレードの付け方がおかしいと思います。

アルファベットの種類について

ざっと調べた限りですが表記として多いのは概ね
通常グレード → A → AA → AAA と言った感じで5段階位を用いているお店が多い様に見えます。

しかし
お店により AAAが通常グレードで、その上が AAAA 更に上には AAAAA とたくさんAを連ねたり、更に上に SA や PG 等の設定をされているお店もあります。
更に更にAAA+ や AAA’ AB等…

正直ここまで行くと一般の方にはわかりづらい物になっているとしか私達には思えないのですが、ひとつお店側の事情をお話しすると、石によっては本当に程度の段階(グレード)が多く、それぞれに商品単価が違う場合は、そうやって分類するしかない裏事情があるのです。 その為こんな複雑さを生みやすい原因になっている事を付け加えて置きます。(特に水晶等はその透明度でいくつもグレード訳しなければならない場合もあるのです)

私達はできるだけシンプルにわかり易くする為に、AAA等の表記はできるだけ使わないようにしていますが、例えば人気のあるラピスラズリも、買いやすい価格帯で提供できる物を通常グレードで、本当に綺麗で単価も高いラピスにはAAAと表記して分類を図る場合が当店でもあります。

最も大切な事

それは前項で挙げたグレードの種類には

統一された規定ではない

つまりその売っているお店が決めている尺度である事です。

例えばこんな事が起こります。
●●店さんでは、ルチルクォーツAAAとして売られている石が、▲▲店さんでは「うちではこの程度ではせいぜいAAだよ」とおっしゃる所もあります。
また■■店さんではガーデンクォーツAAAAAとして売られている物が、例えば当店では構成をシンプルにする為にAAAを最高としていれば、AAAと言う事になるのです。

読み方は?

これにも統一された読み方が存在しないのが現状です。

AAA → スリーエー と呼んでいるお店も トリプルエー と呼んでいるお店もあります。

AA → ツーエー とも ダブルエー とも呼んでいます。

AAAA以上はさすがに クワドラブルエー や クインタブルエー とは言わないと思うので、きっと フォーエー や ファイブエー なのでしょう。 たぶん…w

後は「+」はプラス 「 ’ 」はダッシュですね。

最期に

AAAの意味はご理解いただけでしょうか?

何となくわかっていた方も、知らなかった方も、その石の価値と価格の目安にする際に、参考となる項目であると覚えていただければと思います。

しかし重ねて述べますが、統一の規格を基にAAAとつけられている訳ではなく、乱暴な表現ですが、あくまで私達を含めお店の方の尺度や都合で付けられていますので、購入の際は実店舗の場合は実物を、ネット通販の場合は画像を、そして価格、サイズをつぶさに見て検討をして下さい。

今後の皆様の石選びの際に参考としていただければ大変うれしく思います。

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